太陽光過積載ではソーラーパネルを増量し、太陽が照り付ける時間帯をコンスタントにピークカットラインに近づける取り組みを実施することが可能です。ピークカットラインを超えた部分の発電量は、パワーコンディショナーの能力を超えてしまうため自動的にカットされますが、逆にピークカットラインに近づけることができれば、その発電量をそのまま増すことができます。太陽光パネルを敷地にあらかじめ増設しておけば、太陽が昇った最初の段階でもピークカットラインに近い状態まで持っていくことが可能です。もちろん太陽が沈む夕方でもピークカットライン近くまで発電量を維持できるメリットもあります。
太陽光過積載はパネルの増設によって実現できることで、うまく過積載を行うことができれば、今までの倍近くの発電量を得ることにも繋がり、大幅な売電収入を期待することも可能です。また太陽光過積載が注目されているのは、将来的に売電価格が安くなる可能性があるためで、ちなみ2017年度の適用される売電価格は10kW以上2、000kW未満であればkWh当たり21円となっていますので、収益を上げるためには太陽光過積載を本格的に検討することが優れています。ただ将来的には太陽光を設置後に新たに過積載を行っても恩恵を受けることができない仕組みになる予定であるため、駆け込み需要的に注目されている事項となります。実際に本格的なパネルの増設を検討している方は、太陽光発電施工会社が存在し、そこで相談し事前に設計を行って貰うことが大切です。
設計段階でもどのくらいの売電収入が期待できるかの概算での見積もりも得ることができます。