太陽光パネルは、太陽光を利用してパネルの電子を運動させて発電するというものです。この太陽光パネルは売電についいて国による固定価格買取制度によりパネルを設置する費用や維持費と売電収入を比較した結果の利回りについて預金等と比較して高いシミュレーションが算出されるために投資商品として着目されてきました。特に耕作放棄地等の空地を活用してパネルを設置している場所がいたるところに見受けられます。これは、マンション投資と異なり空き室リスクというものがなく晴れていれば常に現金収入が入ってきてその金額は国が保証するという極めてリスクの低い投資であったのです。
しかし、固定価格の買取価格が、平成28年には家庭用では出力制御対応機器設置義務がないエリアで31円/kwhであったのに対し、平成29年には28円/kwhと下がってきています。このような状況で投資する意義はあるのでしょうか。この問題点については、実は投資利回りが平成28年より高まる可能性があるのです。なぜかというと、各メーカーの企業努力により太陽光パネルのエネルギー源を電気に変換する能力を測る変換効率の上昇がみられることと、パネルそのものの価格が下がってきているという事情があるからです。
初期投資としてのパネルの費用が下落し、変換効率向上による発電量の増加、そして結果として売電量の増加という収入が増加することを考えた場合、売電単価が下がったとしても利益が上がる商品が考えられるからです。このシミュレーションはパネルの販売店で対応してくれるところもあるので利回りを考えて投資してみる意義は今でも存在しているのです。